肝臓病の症状は、体のだるさなど他の疾病と紛らわしく、「肝臓は沈黙の臓器である」と言われるように、自覚できる症状が出難いことも特徴です。重症になると黄疸など顕著に表れます。
肝臓病に罹ると「体がだるい」という症状がでます。しかしこれは肝臓病に限りません。風邪をひいて熱がでたり、仕事で疲れた時にも普通に見られる症状です。したがって他の疾病と紛らわしく、区別し難いという特徴があります.また、「肝臓は沈黙の臓器である」と言われるように、どんなにダメージを受けていようとも寡黙に働き続けるのが肝臓です。ですから自覚できる症状が出にくいということも顕著な特徴です。このような症状が続く時には、迷わず医師の診断を受けることが肝要です。
・発熱・風邪に似た症状
急性肝炎の初期に発熱することがあります。ひどい発熱(三十九度や,四十度)の場合、重症の肝炎を疑う必要があります。肝硬変の熱は、三十八度以下のいわゆる微熱が多く、寒気を伴いません。
・胃炎や胃潰瘍などの胃の疾患
・体のだるさ
・腹痛 、腹部が張る、右脇腹の圧迫感
・月経異常
・皮膚の痒み
・白色便が出る、尿が濃い茶褐色になる、吐血・下血
・意識障害
・羽ばたき振戦
劇症肝炎や重い肝硬変の人は上記のように意識障害を起こしますが、それが重くなり昏睡に陥る前に鳥が羽ばたくような手の振えが見られることがあります。
・黄疸
肝臓の機能が悪くなったり、胆汁の流れがつまったりすると、目や皮膚が黄色くなります。黄疸とは、赤血球の中の血色素であるヘモグロビンからつくられるビリルビンという色素が皮膚や目の結膜や強膜(目の白目の部分)に沈着することです。黄疸がでるのは,肝臓や胆道に重大な病気があることの現れです。
・手掌紅斑
手のひらの、親指と小指の付け根の膨らんだ部分が、ピンクがかったきれいな赤色になります。手のひらの真ん中の方は赤くなりません。
・蜘蛛状血管腫
上半身の皮膚に蜘蛛の形のような、細い血管が浮き出したものです。
・毛細血管拡張
鼻の頭や頬が赤い、いわゆる『酒ヤケ』です。肝硬変の人に見られます。
・女性化乳房
・その他に、性欲減衰、酒量の減少、皮膚のシミが増える、顔がどす黒くなる、ガスが溜り腹部が張る、などがあります.